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EMCコンポーネント:TDKは業界初の車載イーサネット10BASE用コモンモードフィルタを提供

Oct 28, 2023

2023 年 2 月 7 日

TDK株式会社(東証:6762)は、車載Ethernet 10BASE-T1S用コモンモードフィルタの新製品「ACT1210Eシリーズ」(3.2×2.5×2.5㎜(L×W×H))の発売を発表しました。 この新しいコモンモードフィルタの量産は、2023 年 2 月に開始されました。

本製品は、業界初の車載Ethernet 10BASE-T1S用コモンモードフィルタです。 TDK独自の巻線構造と最適な材料の採用により、業界最高の高いSパラメータ(散乱パラメータ)と最大線間容量10pFを実現しました。 動作温度範囲は-40~+125℃です。 巻線をメタライズ端子にレーザー溶接することで、高い耐熱衝撃性と優れた信頼性を実現します。

近年、自動車の自動運転への注目が高まる中、先進運転支援システム(ADAS)をはじめとする安全機能に関わる電子制御ユニット(ECU)の搭載が進んでいます。 10BASE-T1S は、イーサネット通信規格の中でも、複数の ECU の接続を可能にするマルチドロップ トポロジをサポートする点が特徴です。 この点で、ピアツーピア通信のみをサポートする 100BASE-T1 および 1000BASE-T1 とは異なります。 現在、マルチドロップ接続をサポートしているため現在一般的に使用されている CAN、CAN FD、および Flex-Ray 規格から、規格の統一性を実現するためにイーサネット システムへの移行を検討するお客様が増えています。 新製品はこうしたニーズに適した特性を発揮し、通信品質の向上とノイズの抑制に貢献します。

TDKは、現在主流のCAN、CAN FD、Flex-Rayプロトコルに準拠したフィルタだけでなく、100BASE-T1や1000BASE-T1などのイーサネットプロトコルに準拠したフィルタなど、車載アプリケーション向けのコモンモードフィルタの幅広いラインナップを揃えています。それぞれ100Mbpsと1Gbpsの通信速度に対応します。 TDKは今後も車載通信用コモンモードフィルタの総合的な製品サービスを提供し、お客様のニーズにお応えしてまいります。

TDK Corporation は、日本の東京に本拠を置く、スマート社会のためのエレクトロニクス ソリューションの世界的リーダーです。 TDKは、材料科学の熟練を基盤として、断固として技術進化の最前線に留まり、意図的に「明日を引き寄せる」ことで社会の変革を歓迎します。 電子・磁気製品の主要素材であるフェライトの商品化を目的として1935年に設立されました。 TDK の包括的なイノベーション主導のポートフォリオには、セラミック、アルミニウム電解コンデンサ、フィルム コンデンサなどの受動部品のほか、磁気、高周波、ピエゾおよび保護デバイスが含まれます。 製品範囲には、温度および圧力、磁気、MEMS センサーなどのセンサーおよびセンサー システムも含まれます。 さらに、TDKは電源やエネルギーデバイス、磁気ヘッドなども提供しています。 これらの製品は、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambda という製品ブランドで販売されています。 TDK は、自動車、産業用電子機器、家庭用電子機器、情報通信技術などの要求の厳しい市場に重点を置いています。 同社は、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカに設計、製造拠点、販売事務所のネットワークを持っています。 2022年度、TDKは総売上高156億ドルを計上し、世界中で約117,000人の従業員を雇用しました。