カミンズ、2億7,500万ドルのエンジンフィルターユニットIPOで債務上限の危機に立ち向かう

［５月２５日 ロイター］ - ディーゼルエンジンメーカーのカミンズ(CMI.N)は、不確実性によって揺れる不安定な市場をものともせず、エンジン濾過部門の新規株式公開（ＩＰＯ）で約２億７５００万ドルを調達できると木曜日に発表した。米国の債務上限に関する合意をめぐっては。

アトマス・フィルトレーション・テクノロジーズは１４１０万株を１株当たり１９．５ドルで売却したと同社はプレスリリースで述べた。 同社は以前、IPOの価格は1株当たり18ドルから21ドルになる可能性があると案内していた。

IPO では Atmus の価値は 16 億ドルと評価されています。 同株は金曜日にニューヨーク証券取引所で「ATMU」というシンボルで取引が開始される予定だ。

金融市場は、米財務省が設定した期限である6月1日を前に、債務上限引き上げに向けたホワイトハウスと議会共和党の合意のタイミングを巡って神経をとがらせている。

しかし、ボラティリティーの上昇にもかかわらず、ウォール街の「恐怖度合い」として知られるCBOEボラティリティ・インデックスは依然として20を下回っており、この水準はIPOの価格設定が難しいと多くの銀行関係者が指摘している。

ウクライナ戦争と中央銀行による利上げが市場の不安を煽る中、2022年第1四半期以降、VIX指数はほとんどの時間で20を上回っている。 これにより IPO の干ばつが発生し、株式市場で期待されていた少数の投資家だけがこの傾向に逆らうことになりました。

ディールロジックによると、企業は今年第1四半期に約22億ドルを調達したが、2021年の同時期は426億ドル以上だった。

アトマスのIPOは、今月初めに今年最大のIPOで38億ドルを調達したジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ.N)の消費者向け健康事業ケンビュー(KVUE.N)の例に続くものである。

Atmus は、トラック、オフハイウェイ産業機器、発電システム用の濾過製品を提供しています。

インディアナ州コロンバスに本拠を置くカミンズは、ニューヨーク証券取引所への上場後、同社株の約83％を支配することになる。

ゴールドマン・サックス(GS.N)とJPモルガン・チェース(JPM.N)が今回のIPOの主幹事となる。

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